マタニティ・小児歯科の第1回目です。
妊娠・出産を経験した1児の母であり、また歯科衛生士という立場からお話したいと思います。
「マイナス1歳から始める虫歯予防」と聞いてどんなことを思い浮かべますか?
赤ちゃんはお母さんのお腹に宿った時から、とっても早いスピードで成長が始まっています。
妊娠7週目には子どもの歯のもとが作られ始めます。
そして、胎児のときからお母さんの羊水をとおして味覚も作られていきます。
この羊水の味や成分はお母さんの食事が大きく影響すると言われています。
また、赤ちゃんは産まれた後すぐにおっぱいを飲むための能力もお腹の中で育まれています。
このように、お腹の中ではすでに「食べる」という発育過程が作られているため、妊娠中の食生活やライフスタイルは
とても大切とされています。
よって、妊娠したときから「歯育」は始まっているのです!
産まれてくる赤ちゃんのために将来、結婚・出産する女性はもちろん、自分の身近に妊娠している方がいるご家族
みんなで「マイナス1歳からの虫歯予防」をキーワードに、この講座をとおして考えて頂けたら幸いです。
次回は 「妊娠中は歯医者に行っていいの?!」 です。