歯科衛生士がお話しする歯の講座の第三回目です!
みなさん、歯を磨く時に歯磨き粉を使いますか?
「すっきりするために使う」
「虫歯予防のため」
「なんとなく」・・・特に気にも留めないことかもしれません。
反対に「歯磨き粉に含まれる研磨剤によって歯が削れてしまうかも」と心配されて使わない方もいるかと思います。
今回は、そんな日常使っている歯磨き粉の効果についてお話したいと思います。
歯磨き粉を使う効果①
歯磨き粉を使用して磨いた方が、効率よく歯垢(プラーク)を落とせるという調査があります。
よって、歯磨き粉に含まれる研磨剤によって歯が削れてしまう…と心配して歯磨き粉をつけないで磨く方が、ブラッシングの回数が増え効率が悪くなります。
歯磨き粉を使う効果②
現在では、歯磨き粉のほとんどにフッ化物添加されています。
フッ化物は、虫歯予防に欠かせないものですので、口腔内でその効能を発揮させるためには、適量をきちんと使うことが大切です。
*フッ化物については詳しくまた講義します。
歯磨き粉を使う効果③
最近は口腔の疾病の予防・口腔保健の向上を目的に歯磨き粉を選べるようになりました。
「薬効成分による積極的な疾病予防」のために歯磨き粉を使うべきと考えられています。
各メーカーから、工夫をこらしたさまざまな歯磨き粉が販売されています。
- 歯磨き粉を使う効果④
- 歯磨き粉を使用し、口の中全体を清潔にすることによって、口臭の除去・防止ができ、さらに爽快感が得られます。
- 口腔内もさっぱりすると気持ちがいいですよね。
歯磨き粉は、材料となる基本成分だけで作られたものは「化粧品」、基本成分に薬用成分を加えたものは「医薬部外品」と分類されています。
歯磨き粉を適切に用いて、きちんとその効果を得たいですね。
そのため、どんな歯磨き粉でもよいというわけではありません。
私たち専門家の立場から、ご自身に合った歯磨き粉の選択のアドバイスをさせていただきます!