幼児食アドバイザーによる食育講座の第12講目です。
ポカポカ暖かい陽気でお昼のお散歩はとても気持ちがいいですよね。
しかし、朝晩はまだまだ少し冷える日もありますので、出勤や帰宅の際は気をつけて下さいね。
さて、前回は食事のマナーで「器の並べ方」についてお話ししました。
今回は、お箸のマナーについてお話したいとおもいます。
世界には食事のときに使う道具や文化によって、さまざまなマナーがあります。
マナーとは、いただく食べものに感謝をし、みんなが気持ちよく食事するためのものです。
おはしの正しい使い方を意識して、楽しく食事ができる大人でありたいですね。
お箸は、正しく持てていますか?
その人を写す、お箸の持ち方です。
オトナになっても正しく持てていないようでは、 公の場に出ると、少し恥ずかしいものです。
まず、お箸を持つ位置は、真ん中より少し上辺りが、 バランスがよく美しく見えます。
下の箸を薬指と小指、上の箸を残りの3本の指で支えます。 動かすのは、上の箸だけです。
箸が交差したり、まとめて持つのは絶対にNGです。
治そうとすると、慣れないうちは動かしにくい持ち方ですが、 きちんと持てるようになると、 食べ物もつかみやすく、やっぱりイチバン自然です。
こんなお箸の使い方には気をつけてよう!
さしばし・・・・・料理に箸(はし)をつきさして食べること
かみばし・・・・・箸(はし)の先をかむ
ねぶりばし・・・・・箸(はし)についたものを口でなめること
にぎりばし・・・・・初歩的な持ち方、箸(はし)をにぎりしめて持つ持ち方。
箸(はし)の機能を全く果たしていないです。
食事の途中でにぎり箸(ばし)にすることは攻撃を意味して危険です。
さぐりばし・・・・・汁物の中を箸(はし)で探ったりして自分の好きなものを探り出したりすること。
わたしばし・・・・・食事の途中で食器の上に箸(はし)を渡して置くこと。
これをするともうご飯はいりませんという意味になる。
よせばし・・・・・食器を箸(はし)で手前に引き寄せる
なみだばし・・・・・遠くから箸をのばして食べ物を挟み、汁を垂らしながら箸をつかむこと。
もちばし・・・・・箸を持ったまま、同じ手で食器を持つこと。
昔から食事中に一緒に食べてる人に、不快(ふかい)な気持ちや不潔(ふけつ)な感じを与えるような箸(はし)の使いかたを 嫌い箸(きらいばし) と呼び無作法(ぶさほう)な行為とされています。
嫌いばしとは簡単に言うと、やってはいけない箸(はし)の使い方のことです。
楽しく気持ちがいい食事をするためには、嫌い箸(きらいばし)を知り、そしてこれからの普段の食事で気をつけてみましょう。
食育とは「様々な経験を通じて『食』に関する知識と『食』を選択する力を習得し、豊かで健康な食生活を実践することができる人間を育てること」です。
豊かで健康な食生活を実践するためには、歯が健康でなければいけませんね。