幼児食アドバイザーによる食育講座の第14講目です。
今日6月4日はむし歯予防デーです。
むし歯予防デーとは。。。
日本歯科医師会が、『歯の衛生に関する正しい知識を国民に対して普及啓発するとともに、歯に関する病気の予防処置の徹底を図り、あわせてその早期発見、早期治療を勧めることにより歯の寿命を延ばし、国民の健康の保持増進を支援すること』を目的とし、
「6(む)4(し)」に因んで6月4日に虫歯予防デーとして活動をしていました。
その後、口腔衛生週間が制定され1958年から現在の歯の衛生週間になりました。
歯の衛生週間は、厚生省(現:厚生労働省)、文部省(現:文部科学省)、日本歯科医師会が1958年から実施している週間です。
毎年6月4日から6月10日までの1週間です。
そして、
毎年6月は食育月間 毎月19日は食育の日です。
「食育月間」と「食育の日」は、国、地方公共団体、関係団体等が協力して、食育推進運動を重点的かつ効果的に実施し、食育の国民への浸透を図るための月間として、「食育推進基本計画」により定められました。
食育月間には、食育推進運動を重点的、効果的に実施するため、様々な取り組みが行われます。
食育の日である毎月19日には、バランスのいい食事に心掛けたり、地場産物の料理や郷土食を楽しんだり、家族揃って食卓を囲むなど、生活の基本である食生活から考えてみませんか。
食育・・・具体的には何をすればいいの?
一人ひとりが正しい知識を持って取り組めることが基本です。
そして、家や学校、地域などで色々な人たちが活動することで、皆さんがずっと元気に生活できるようになってくるはずです。
社会全体がそういう環境になるとよいですね。
「ひみこの歯がいーぜ」「おかあさんやすめ」 「ハハキトク」「まごはやさしい」って???
これらはすべて、「健康な歯のため」「より良い生活習慣」のためのポイントです!
「おかあさんやすめハハキトク」メニュー
お・・・オムライス
か・・・カレーライス
あ・・・アイスクリーム
さん・・・サンドウィッチ
や・・・やきそば
す・・・スバゲッティ
め・・・目玉焼き
ハ・・・ハンバーグ
ハ・・・ハムエッグ
キ・・・ギョウザ
ト・・・トースト
ク・・クリームスープ
「おかあさんやすめ」と言っても、お母さんが手抜きしているというわけではありません(笑)
子どもたちがとっても大好きなメニューが並んでいますよね。
これは、食の欧米化を代表する食べ物の一例として作られた語呂なのだそうです。
よく見ると、私たち大人の大好物もたくさんありますよね…
注目してほしいのは、
「かむことの少ない料理」が多いということです。
かむ回数が少ないということは、歯やお口の機能にも悪い影響を与えてしまいます。
特に、「歯並び」が指摘されます。
かむ回数が減って口の機能が悪くなり、その結果、歯並びが悪くなっていると考えられているのです。
よくかむということは歯並びをきれいにするだけでなく、だ液の分泌を促し、むし歯予防にも効果があります。
他にも、脳を活性化し、消化を助け、免疫力を強化するなど、健康を守るための重要な働きがたくさんあります。
まごはやさしいメニュー
ま・・・豆類
ご・・・ごま
や・・・野菜
さ・・・魚
し・・・椎茸などのキノコ類
い・・・イモ類
むかしながらのおばあちゃんが作ってくれていたような料理ですよね。
食物繊維も多く、噛む回数も知らず知らずに多くなるようなお料理です。
伝統的な日本食(和食)が今、世界的に注目されてきています。
日本食(和食)とは、お米を主食として、野菜、イモ類、魚介、海藻類、などを副食として組み合わせるというスタイルです。
身体に必要な栄養素がたっぷり入っている「まごわやさしい」の食材を積極的にとり、体の中から、健康で元気な毎日をおくりたいですね 。
虫歯を予防する食生活のポイントは?
①だらだら食いを止める = 食べる量ではなく、食べる回数がポイント
②就寝前の歯磨きがおすすめ = 食後30分位に。もちろんその都度歯磨きも有効
③1口30回かむ = 唾液の分泌が促進され、プラーク形成を防ぐ
「食」について正しい知識を身につけて、この機会に、口の中の健康と身体の健康について考え、健康な歯になるための生活習慣として気をつけましょう。