幼児食アドバイザーによる食育講座の第22講目です。
風邪が流行る時期ですが皆さんは体調はいかがですか?
子どもは免疫が弱いので風邪をひきやすいので、保護者の方々は心配な日々ですよね 😐
風邪をひいたら食欲が落ちて食べてくれない…など食事面も大変になります。
今回は風邪をひいたときの食事についてお話しします!
大人よりも抵抗力の弱いこどもたちにとって、風邪はなかなか避けてとおることのできないものです。
かぜを治す時に、家庭で気をつけるポイントは、「保温・睡眠・栄養」といわれています。
この3つをしっかり守り、お子さんにケアしてあげることが大切です。
それでは、この中の食事(栄養)についてみてみましょう。
脱水状態にならないように、水分をこまめにあげましょう。
熱がある時や吐き気、下痢をしている時は、からだの中の水分が不足してしまうので、脱水状態にならないように、十分な水分補給が大切です。
こどもの中には、熱が出てくると、ぐったりして水分をとれなくなるお子さんがいます。
そういう時は、うちでは薬局で いただいた薬を飲ませる時のスポイトで少しずつ口に入れてあげるようにしています。
授乳中のお子さんはおっぱいで大丈夫と言われています。
また、柑橘系(オレンジやみかん)のジュースは、吐き気やせきを誘いやすくなってしまうので、湯冷まし・冷ましたほうじ茶・番茶・赤ちゃん用イオン飲料などがおすすめといわれています。
小児科の先生からは子どもが飲んでくれるものなら、なんでも良いよ、とも言われました。
要は、脱水状態にならないように、十分な水分補給が大切なのです。
<おすすめ食品>
赤ちゃん用麦茶・番茶・リンゴジュース・赤ちゃん用イオン飲料水など
胃の負担がかからないように、消化のよいやわらかいものをあげましょう。
かぜの時は消化力が落ちていますので、熱があって食欲のない時は、飲み物・スープ・ゼリーなどを与えるのがいいでしょう。
食欲がでてきたら、おかゆやうどんをやわらかく煮たものや、いもやかぼちゃをやわらかく煮てつぶしたものなど、お子さんの様子を見ながら少しずつ与えてみましょう。
子どもの好きなスナック菓子などは、脂肪分が多くなり、消化も悪いので控えましょう。
また、冷たいアイスクリームやシャーベットなどは刺激が強いので、下痢の時はしばらく控えましょう。
<おすすめ食品>
おかゆ、かぼちゃやじゃがいものポタージュ、スープ野菜、果物の裏ごしなど
たんぱく質やビタミン類を含んだものを、少しずつあげましょう。
ウィルスに対する免疫力を高めるために、食欲がでてきたら、たんぱく質やビタミン類を含んだものを、少しずつあげましょう。
■たんぱく質
卵はおかゆやスープに加えます。
卵アレルギーのある方は豆腐など違うものにしてください。
豆腐はやわらかく煮たり、つぶしてスープに加えます。
■ビタミン類
ほうれん草や小松菜などの葉物は、やわらかい葉先を使い、細かく刻んだり、裏ごしをしておかゆやスープに加えます。
にんじんやかぼちゃ、じゃがいもはやわらかく煮ます。
りんごはすりおろして、やわらかく煮るといいでしょう。
子どもが食べやすいものを少しずつあげましょう。
<おすすめ食品>
白身魚や豆腐・野菜のスープやおかゆ、野菜や果物の裏ごしなど
かぜを治す時に、ご家庭では「保温・睡眠・栄養」をしっかり守り、お子さんにケアしてあげましょう。