幼児食アドバイザーによる食育講座の第25講目です。
節分が過ぎ立春を迎えましたが、まだまだ寒さが厳しい日々が続いていますね。
寒い日は外に出ずにゆっくり過ごしたいものですが・・・子どもは外遊びをしたくて外へ行こうと促します 🙄
私は、子どもと一緒にしっかり動いて寒さを吹き飛ばそうとしている毎日です。
皆さんも、風邪をひかないように気をつけてくださいね!
さて、食物アレルギーについてはシリーズで何回かに分けてお話しさせていただきます。
今回は食物アレルギーの主な原因食物&食事のコツ⑴についてお話しします。
前回お話ししましたが、食物アレルギーは、消化吸収が未熟な乳幼児に多く見られ、お母さんたちを悩ませます。
乳幼児でなくとも、食物アレルギーに悩まされている成人の方も多くいらっしゃいます。
共通して重要なのは、アレルギーの原因となる食品(アレルゲン)の特定です。
湿疹といったアレルギーの症状が見られたとき、まずはアレルゲンを特定し、その上でその食品やそれを含む加工食品を食べないようにすることが重要です。
「アレルゲンとして疑わしいから」といって気になる食品を避けていると、必要な栄養素が不足してしまう恐れがありますので注意しましょう。
アレルゲンとなる食品は、牛乳、卵、大豆などが代表的で、そのほか米やそばなど、さまざまな物が考えられます。
しかしアレルギーを持つ乳幼児の場合は、成長するにつれ消化機能が発達し、たんぱく質を細かい分子に分解できるようになるため、症状もでなくなることもあります。
それまでの間、食事療法で上手にアレルギーと付き合っていきましょう。
これだけはおさえよう!食事療法のコツ
アレルゲンが分かれば、食事療法はグっとやりやすく
なります。以下の4つのコツを抑えておきましょう。
①アレルゲン食品は避ける
②代替食品で栄養不足をカバーする
③加工食品や調理済み食品の見えない原材料に注意する
④新鮮な旬な食材を使うようにする
見落としがちなアレルゲン
アレルゲンを除去した食事をとる場合、アレルゲンに関連した食品に対しても注意が必要です。
例えば、卵が原因なら鶏肉、牛乳が原因なら牛肉というように。マヨネーズやアイスクリームなど、原因となる材料が含まれていそうな加工食品にも注意し、材料が不明瞭な食品は避けたほうがよいでしょう。
栄養障害に注意!新鮮・豊富な食材で
食べられない食材があるとなると、その食品の栄養素が不足しがちです。
卵が原因アレルゲンならば、同じ食品群から、豚肉や牛肉を代替品として選ぶなどたんぱく質の必要な栄養素をとることも大切です。
栄養不足に注意して、多種類の食品をとりましょう。
また、食品は鮮度が落ちるとアレルゲンが増大します。
新鮮で良質なものを選びましょう。
除去物質があっても、栄誉が偏らないように主治医や栄養士と相談しながら、適切に食事することが大事です。
そして、楽しく食事するためにもお子さんの歯の状態も常にチェックしておきましょう!
食品のアレルギーの詳しい説明や調理の工夫などは次回詳しくお話ししていきます。