実体験を盛り込んだマタニティ・小児歯科講座の第27講目です。
4月に入ってから、雨が多いですね 😯
週末は晴れるみたいなので、予定を立てるのがわくわくしますね!
さて、赤ちゃんは日々成長し、様々な変化が出てきます。
歯が生えてきて「歯が出てきた!出てきた!」と赤ちゃんの成長を感じ喜ぶでしょう。
同時に、これから虫歯にさせないために歯磨きという習慣が必要になってくるのです。
「まだ数本しか歯の生えていない赤ちゃんに歯磨きが必要ですか?」
「理想の歯磨きスタート時期はいつですか?」
「泣いてしまう赤ちゃん歯磨きのコツを知りたい」などと不安な点も多いと思います。
今回は、歯磨き好きにするためのポイントをお伝えします。
ぜひ、参考にしてみてくださいね!
よく患者さんから聞かれるのは「いつ始めるの?」という質問が一番多いです。
赤ちゃんの歯磨きを始めるタイミングは、最初の歯が生えたときからです。
ですので、歯磨きのスタートは6ヶ月~1歳位が目安です。
この時期はまだ間食も少なく、唾液の自浄作用で清潔に保てるので、しっかり磨くというよりは赤ちゃんにもこの時期から始め、磨く側に慣れてもらうことが大切です。歯ブラシに慣れてもらうためにリラックスできるように心がけて下さい。
楽しいと感じられる雰囲気作りをすること
磨く側がやらなくてはという義務感よりも一緒に遊ぶことの1つと思ってやってみましょう。
歯磨きはスキンシップのひとつです。
歌を歌いながらでも良いですし、おしゃべりをしながら歯磨きをするのもオススメです。
磨いてるとき磨いた後はたくさんほめてあげること
口や頬に触られることは本能的に嫌がります。
1歳まではおっぱいをあげるときと同じ抱っこで歯磨きを終わるまで寝かすといいでしょう。
たくさんほめて嬉しい気分にしてあげて下さい。
「ちゃんとして」などと無理強いはしないようにしましょう。
決まった時間に行なうこと
生活のリズムが毎日の中にできて来ます。
決まった時間に磨くことにより、歯磨きの時間を認識させて慣れていく近道になるでしょう。
さわられることに慣れると仰向けになれる遊びをする
アワワワワと声を出して赤ちゃんの口に手を当てたり、頬にポンポン声を出したり音を立てて触ったり、両手で赤ちゃんの頬を押さえてパッと離したり、円を描くよう触ったり、普段の遊びに口や頬に触るものをとりいれると良いですね。
ラッコのように赤ちゃんをのせて左右に体を動かして揺らします。
大きく揺らしたり、小さく揺らしたり変化をつけましょう。
赤ちゃんの頭をママのモモの上にのせて顔を近づけ「ばあ~」と言っていろんなタイミングで、変化をつけるとよいです。
これらの遊びは1歳から行う寝かせ磨きの練習にもなるのでやっておきたいです。
いかがでしたでしょうか?
赤ちゃんの歯磨きで歯磨き好きにするためのポイントを紹介しました。
毎日行なう歯磨きだからこそ間違った歯磨きをしてしまえば赤ちゃんは嫌がり、磨かせてくれなくなります。
将来的にも虫歯のリスクは上がる可能性があります。
歯磨き好きにするためのポイントを参考にして頂き、ぜひ今日から始めて下さい。