幼児食アドバイザーによる食育講座の第30講目です。
梅雨が明けたと思ったら、台風がやってきたりとお天気が不安な日々ですね。
毎日の天気予報チェックに余念がありません(笑)
さて、今回のテーマはおうちでできる食品の毒落としです。
残留農薬や食品添加物、ダイオキシン・・・。
家族が毎日食べる食品にも有害物質が含まれていることがあります。
ご家庭で簡単に除毒する方法を紹介します。
お水、お湯を使う
「アクとり」「湯通し」など昔からある「下ごしらえ」は、食材から有害物質を減らす大切な「おばあちゃんの知恵」です。
素材の風味を変えない程度に毒落としをしましょう!
さらす・洗う
野菜を水分や食塩水などに5~10分浸して有害物質を溶出させる。
さらしすぎに注意してください。
残留農薬は水洗いで除去する。
アク取り
食材をゆでたり、煮たりする際に、表面のアク(不純物)が浮いてくるのをマメにすくいとる。
ゆでこぼし
アクやぬめりを流しとるのが目的で、同時に有害物質も減らせれる。
ゆで汁は再利用しない。
洗い
コイ・フナ・スズキなどのそぎ造りを冷水でさらし洗いすることで、脂肪分に溜まった塩素系の有害物質をへらす。
湯引き・霜降り
下処理した魚に熱湯をかけ、余分な脂肪を取り、脂肪分に残る有害物質を減らす。
切り身の魚や肉に同じ処理をするのが霜降りです。
湯通し
肉や魚介を短時間湯にくぐらせることで、表面を殺菌し、有害物質を減らします。
油抜き
揚げ油に使われる食品添加物などを落とすため、熱湯をまわしかけるか、湯を沸かしてひと煮たちさせます。
「下ごしらえで」不安を減らしましょう!