幼児食アドバイザーによる食育講座の第31講目です。
涼しくなり過ごしやすい時期になってきましたね!
食欲の秋でもあり、よく食べる分しっかり運動も取り入れていこうと思います 😳
さて、幼児期のお子さんを持つ親御さんは「食」についていろいろな悩みがあると思います。
そこで、幼児期の食事の大切さについてお話ししたいと思います。
子どもにとっての食事は
①栄養をとる(体を成長させる)
②かむ力・味覚を育てる
③心の栄養になる
という意味があります。
歯科と関係する②についてですが、
よく噛むことであごが発達し、かむ力がつきます。
また唾液がたくさん出て、消化吸収がよくなります。
ただし、幼児はかみきれないと丸呑みして、消化不良をおこすこともあります。
3歳ごろから大人の食事に近いものが食べられるといわれていますが、年齢にあった固さのものを、よくかんで食べるようにすることが大切です。
味覚は乳幼児期に発達するといわれているので、多様な味を経験させましょう。
ファーストフードや外食、スナック菓子などは濃い味付けのため、とりすぎると、その味ばっかり好むようになり、ほかの味覚が育ちにくくなります。
また脂質や炭水化物(糖質)が多く含まれるので肥満になりやすく、大人になってからの生活習慣病が心配です。
できるだけ素材の味が楽しめる薄味の手料理がおすすめです。
食事で一番大切なのは、家族や友人と一緒に会話の楽しい時間を過ごすことです。
楽しく食べれば心の栄養にもなり、心身の健やかな発育が期待できます。
食事中はテレビを消して、楽しい時間を作ってみてはいかがでしょうか。