幼児食アドバイザーによる食育講座の第32講目です。
過ごしやすい季節になりこどもたちは元気に外遊びをして、ご飯をしっかり食べてくれるようにと願う親御さんもおおいもではないでしょうか。
その一方で、子どもの好き嫌いや遊び食べ・・・・
2・3・4歳のママたちの多くが「こどもに喜んで食事させたいけれど、なかなか・・・・」と思う食事の悩み・・・
そんな解決のヒントになればと思い、今回はこどもが喜んで食事するためのコツをお話しします。
魅力ある食事風景を考えてみましょう!
お母さんは赤ちゃんにご飯を食べさせるとき、自分の口も「あーん」って開けますね。
本来、家族の食事というのは、親子が触れ合う場ではないでしょうか。
例えば、こどもが「おいしいね」といったら、「うん、おいしいね!」とわいわい会話が飛び交うのが家族の豊かな関わりであり、魅力ある食事風景であると思います。
食事はこれから何十年とするものです。
少しくらい偏食であっても、病気になったり発育に影響がなければ、長い目で見てはどうでしょうか。
遊び食べはどうしよう・・・
「遊び食べ」は、幼児には普通にあることです。
食事のリズムがまだうまくできていないため、食事時間にお腹がすいているとは限らないからでしょう。
そんな場合は量を少なくして、「おかわりしたかったら言ってね」と。
食事をほったらかして遊び始めたら「食べないんだったらごちそうさまね」と言って、片づけてしまいましょう。
ただ、食べた量が少なかったなと思ったら、おやつを小さなおにぎりにするなどのフォローも。
ばっかり食べはどうしよう・・・
これくらいの年齢の子は1つに集中すると、ほかに気が向かないのです。
たとえば、ふりかけごはんばっかり食べるなら、ワンプレートにしてほかのおかずも目が入る演出をしてはいかがでしょうか。
また、「ふりかけなくなっちゃった」と言って、魚をほぐしてご飯にかけてあげてもいいですね。
このころの食事は「親次第」なだけに、何事につけ「こうあるべきだ」と決めつけないで、なるべく肩の力を抜いて臨機応変にして、子どもが喜んで食事する時間を作りたいですね!