BLOG歯庵~歯科衛生士がお届けするオーラルヘルスの豆知識・当院での治療症例~

2015.11.05

幼児食アドバイザーによる食育講座㉝~こどもが喜んで食事するには?⑵~

幼児食アドバイザーによる食育講座の第33講目です。

食欲の秋、みなさんは食事を楽しんでいますか?
風邪も流行る時期になってくるので栄養のあるものをしっかり食べましょう!

さて、2・3・4歳のママたちの多くが「こどもに喜んで食事させたいけれど、なかなか・・・・」と思う食事の悩みですよね・・・
そんな解決のヒントになればと思い、今回は前回に引き続きこどもが喜んで食事するためのコツの第二段をお話しします。

好き嫌いが激しい場合

見た目やにおい、慣れていないなどの理由で、食わず嫌いや好き嫌いが出てくる時期です。
しかし、成長とともに食べられるようになることも多いので「食べないから」と言って食卓に出さないのではなく、何度も食卓にのせることが大切です。
そして、褒めることも大切です。
一口でも食べられたら、「やったー!頑張ったね」と褒めてみましょう。
親の笑顔や喜びが、子どもにとって何よりの励ましになります。
食器を並べるなどの簡単なお手伝いをさせたり、野菜を育ててお世話をさせたりするのもおすすめです。


そのほか、調理法を「煮る」「蒸す」「揚げる」にかえたり、子どもの好きなケチャップ味や海苔味など味付けをかえることで、すんなり食べる子も多いみたいです 😀
子供の将来を思うと、嫌いな食べ物はなるべく減らしてあげたいですが、それよりも、好き嫌いを意識するあまり食卓がギスギスしてしまう事のほうが問題です。
嫌いな物も、「まずは一口だけ」を第一歩に、大らかな気持ちで食事を楽しむ事で、お子さん達も食事に対するプラスの意識が高まって、食材に対する考え方が変わっていきます。

小食が気になる場合

多少の個人差はあるものの、おなかがすいていれば、子どもは自然によく食べます。
まずは、昼間、活発に動き回れるように、早寝早起きや朝食をしっかり摂るなど、生活のリズムを見直しましょう
また、おやつも食事の一つと考え、おかしではなく、栄養がとれるものを与えましょう。
1回の食事でたくさん食べれない子は、おやつにおにぎりやふかしいも、うどんなどを食べると、エネルギーや栄養を補えます。
最初は少なめによそって、「全部食べたね。おかわりする?」と促す方法もおすすめです。
本人も全部食べたということに満足して「もうちょっと食べる!」とやる気も出ることがあるそうです。
そして、食事の時に何より大切なのは、楽しい雰囲気作りです
家族・友達などみんなで楽しく食卓を囲めば、いつもよりちょっと多く食べれたり、 嫌いなものも一口食べれるかもしれません。
食べる量は人それぞれです。
たくさん食べる人もいれば、少食の人もいます。
『好き嫌いが多くて少食の人は、必ず栄養不良か』というと、そのようなことはありません。
身体発育が良好であれば、まず、心配ありません。
集団に入れば、子どもはどんどん変わっていきます
いずれは、嫌いな物も食べるようになることもあるのでおおらかな気持ちでいてみてください。

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