歯科衛生士がお話しする歯の講座の第34講目です。
一気に気温が下がり風が冷たく感じてきましたね 🙄
体調を崩さないように防寒や外出先から帰ったあとは手洗い・うがいをしっかりしましょう!
さて、生涯にわたりおいしく食事をするには正しいブラッシング習慣と食生活がキーとなってきます。
そのためにはどうすればいいのでしょうか。
実は3~12歳が勝負どころなのです。
3~12歳に培われた生活習慣は生涯のベースになるといわれています。
3~5歳の幼児期後半は、生活行動が徐々に「自立」して、言語理解も進むため、自分のしている行動の目的や意味が少しずつ分かってくるようになる時期です。
また、6~12歳の学童期にはさらに精神発達が進み、行動の目的や意味の理解も高まり、自己コントロール能力も獲得されて、自分の行動を「自律」することができるようになってくるといわれています。
自立ばかりでなく自律に向かうこの時期は、生涯の生活習慣の下地がつくられます。
ですから、この時期に適切なブラッシングと、正しい食生活が習慣化できれば、生涯にわたる歯・口の健康づくりにつなげることができるといわれています。
年齢別にみていきましょう!
3~5歳
ブラッシング
子どもの歯ブラシの持ち方や当て方をみてあげて、歯ブラシがきちんと歯に当たると「シャカシャカ」と音がすることをこどもと一緒に確認してみましょう!
ブラッシングはこどものやる気を育てながら自分で磨かせましょう。
そのあとに、保護者の方が仕上げ磨きをしましょう。
食生活
幼児期後半から、生活リズムを整え、3食をしっかりとることで、間食や甘味飲料の摂取をコントロールできるようになってきます。
規律性のある食生活は、虫歯予防の面ばかりではなく将来的な肥満や生活習慣病の予防という面でも重要です。
3回の食事を規律的なものにするには、「早寝、早起き、朝ごはん」というように睡眠時間の取り方が重要といわれています。
食生活や生活リズムをこの時期にしっかりと整えてあげましょう!
他の年齢は次回以降に続きますので、またご覧くださいね。