歯科衛生士がお話しする歯の講座の第36講目です。
やっと寒くなってきましたが、ここまで寒さが厳しいと辛いですね・・・
完全防寒でのお出かけは、短時間で済ませたいものですが 🙄
温かいもの栄養たっぷりなもので、風邪などひかないようにしましょう!
さて、以前「唾液について⑴」のお話しをさせていただきました。
今回は⑵ということで・・・
「唾液が減るのはどんな人?」というテーマでお話ししたいと思います。
唾液減少は更年期に集中している
女性は45~55歳ころに女性ホルモンが低下するために、閉経し、更年期をむかえます。
更年期における様々な不快な症状は、女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」と密接な関係があります。
エストロゲンは8・9歳頃から卵巣で分泌され、その分泌量は30代半ばにピークを迎えます。
これ以降、卵巣機能が低下するに従って、エストロゲン量は徐々に減っていき、40代半ばからは急激に減少します。
この突然の変化に体がついていけず起こるのが「更年期障害」と呼ばれる不調です。
この女性ホルモンの低下が口腔乾燥感と関連しているといわれています。
全国の女性外来へのアンケートでは、口腔乾燥、味覚障害、舌痛、顎関節痛などの訴えが多いという結果が出ています。
慢性疾患や服薬の多い高齢者も要注意
高齢になると、高血症、脂質異常症、不眠症、頻尿などさまざざまな病気を抱える方が増えます。
それらの治療の副作用や、糖尿病や甲状腺疾患などの病気そのものによって口の渇きが、引き起こされるために、お口の乾燥を訴える方が多くなります。
若年層にも増えてきている
さらに、最近では、若年層にもストレスが原因のお口の乾燥がみられるようになってきています。
唾液の減少は更年期や高齢の方によく見られていましたが、最近は若い方にも増えていています。
唾液の減少の解決はどうすればいいのでしょうか?
それはまた次回お話ししたいと思います 😳