歯科衛生士がお話しする歯の講座の第45講目です。
桜はほぼ散ってしまい公園は緑の木々で溢れています。
今年はタンポポをたくさんみかけることが出来ました!
たまにはゆっくりと公園を散歩するのもいいものですね 😳
さて、歯科衛生士がお話しする歯の講座の今回は、電動歯ブラシについてお話しします。
電動歯ブラシは手動の歯ブラシと違い、「ゴシゴシ」と自分で動かす必要はありません。
歯や歯と歯茎の境目に“当てる”だけで、歯ブラシは電気の力で小刻みに動いてくれます。
電動歯ブラシは、歯のどこに歯ブラシを当てれば、効果的なブラッシングができるかということがポイントです。
電動歯ブラシは手動と違い、自分で動かして磨く必要がないので、無駄な力を与えずに磨くことができます。
その際、強く押し当てて歯茎を痛めることのないように気をつけましょう。
また、ブラシの寿命も短くなってしまいますので気をつけましょう。
注意点
研磨剤が多く含まれた歯磨き粉は避けるべきです。
研磨剤は歯の着色汚れを落とすための成分で、ほとんどの歯磨き粉に配合されています。
しかし、研磨剤が多く含まれた歯磨き粉は、通常よりも磨く回数が多くなる電動歯ブラシには向いていません。
歯の表面を傷つける原因となりますので注意が必要です。
発泡剤が含まれた歯磨き粉を使うと、電動歯ブラシの振動の多さで泡だらけになってしまい、磨きにくくなってしまいます。
発泡剤の入っていない歯磨き粉か、または少なめのものを使うようにしましょう。
電動歯ブラシの適正な交換時期は「3~4ヶ月」だとされています。
毛先の広がったブラシではプラークを落としにくく、歯茎も傷つけてしまいます。
早めの交換を心掛けるようにしましょう。
電動歯ブラシも効果的な使い方をすれば、虫歯や歯周病をしっかり予防することができるといわれています。
次回も電動ブラシについての「あれこれ」をお話しします。