歯科衛生士の健康講座の第5講目です。
まだまだ延長の方もいるかとは思いますが、藤村歯科クリニックでは連休が終わり通常診療に戻っております。
暖かい日が続いてお天気にも恵まれましたね!
さて、そんなお出かけ日和の中でPM2・5は大丈夫かしら・・・と不安や心配があるかと思います。
今回の歯科衛生士の健康講座では、お口から入る健康被害として、PM2・5についてお話しします。
PM2・5とは
空気中に漂う微子状の物質を、大きさの違いで振り分けた時に25μm(髪の毛の太さの1/30程度)以下の「微小粒子状物質」をいいます。
それが名前の由来です。
大きさだけの区別ですから、含まれる物質は多種多様で、地域や季節によっても異なります。
発生源は、2つにわけられます。
⑴物が燃やされたり、砕けたりすることによって発生する。(1次生成)
例えば●ボイラーや焼却炉から出る煤煙(すず)
●車、船、航空機の排気
●調理、喫煙、ストーブ、野焼きの煙
●土埃、黄砂、火山の噴煙、などに含まれる
⑵主に⑴で発生するさまざまなガス状の物質が、太陽光やオゾンの影響で化学反応を起こして発生する(二次生成)つまり、PM2・5は人間の生活や自然現象と切っても切れないものなのです。
大気中にはいつでも漂っており、太古から存在していました。
問題は高濃度になった場合です。
そのため国は環境基準(健康を守るうえで維持されることが望ましい濃度)を定め全国の測定局で常時測定・監視しています。