実体験を盛り込んだマタニティ・小児歯科講座の40講目です。
熱中症の喚起を発せられるほどの日々ですね・・・ 🙄
こまめな水分や上手にエアコンを使って過ごさないといけないですね!
さて、わたくしも子育ての真っ只中ですが、赤ちゃんとママさんにとって「卒乳」は一大一大一大・・・イベントですね 😳
その「卒乳」を歯科からの視点でお話ししていきたいと思います。
卒乳
赤ちゃんが、お母さんのおっぱいを卒業することです。
赤ちゃんにとってもお母さんにとっても、慣れ親しんだおっぱいと別れるのは大きな大きなテーマ・節目です。
すんなり次のステージに進める場合ばかりではなく、赤かちゃんに言い聞かせたり(あと何日でおっぱいとバイバイだよっと)、驚かせたり(おっぱいに顔を書いたり、絆創膏を貼ったり)、古今東西、さまざまな試みがされてきました。
一方、このころの赤ちゃんは、乳児嚥下から成人嚥下に切り替わり、咀嚼を覚え、鼻呼吸を定着させて、正常な口腔機能を獲得します。
卒乳に悩むお母さんにとっても、この時期のかかわりは重要といわれています。
「母乳育児の指導=止めさせること」ではなくなった今、歯科衛生士として皆さんにお伝えしたいことです。
子どもたちに質のいい口腔管理は一歳前の介入から
母乳栄養児・人工栄養児を問わず、卒乳が遅れ、授乳回数が多いと虫歯になりやすく、卒乳の遅い子は授乳回数と間食回数が共に多い傾向にあります。
また、その間食内容も、砂糖含有飲料や菓子が多い傾向にあるといわれています。
多くの文献で、授乳習慣が1歳4か月をすぎると虫歯の発生率が上昇するという結果が認められるように1歳半健診よりも前つまり1歳までの歯科検診受診を勧めています。
1歳前後で個人の診療所で歯科検診やこれからの赤ちゃんの歯の磨き方のアドバイスを受けてみることをおすすめします。