幼児食アドバイザーによる食育講座の第41講目です。
まだまだ残暑厳しい日々が続いております。
先日急な豪雨に合い、久しぶりに濡れてしまいました 😯
この時期は日差しと急な天気の変化に気を付けなければならないですね(;^ω^)
さて、夏の食べ物といえば…スイカにかき氷に素麺にといろいろ浮かびますが、欠かせないのが枝豆ですね!
枝豆は、”豆と野菜の両方の栄養的特徴を持った緑黄色野菜”で、非常に多くの栄養があります!
大豆と野菜の良いとこどりと言っても過言ではありません♪
タンパク質やビタミン、ミネラル、食物繊維、鉄分などなど、数多くある栄養成分の中から特に注目の栄養成分とその効能を、妊娠えお考えている女性や妊娠中の女性に関連させてご紹介します☆
イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをすることから注目を集めている比較的馴染みがある成分です。
女性のみならずお子さんや男性の健康にも必要な良質のタンパク質ですが、女性には特にうれしい要素が多くあります。
例えば更年期障害による症状の改善や閉経後の骨粗しょう症緩和、乳がんなどの女性特有疾患の発症を抑制する働きがあると言われています。
そんな大豆に含まれるイソフラボンを枝豆からも同様に摂取することが出来ます。
豆類全般の特徴でもあるタンパク質や食物繊維も豊富に含んでいます。
厚生労働省によると、1日の葉酸の必要摂取量は成人の男女で200μgといわれています。
妊娠を考えている女性や妊娠の可能性がある女性は400μgの摂取が必要とされています。
葉酸はDNAの成分である「核酸」が作られるときに働き、細胞の再生を助けます。
そのため細胞の再生が活発な粘膜や、お母さんのお腹にいる胎児には、欠かすことのできない栄養素です。
赤ちゃんの脳や神経を作る過程に関与するので、先天性異常のリスクを下げるためにも必須の栄養素と言われています。
食品ではうなぎやレバーに多く含まれていますが、それらにははビタミンAが沢山含まれていて、ビタミンAは脂溶性のビタミンなので、過剰に摂取すると体内に蓄積され、母体や赤ちゃんに悪影響を及ぼす危険性があります。
摂りすぎには注意しなくてはいけません。
その点枝豆にはそれほど多くビタミンAは含まれず、100gの枝豆から260μgの葉酸を摂取できます。
とっても便利な冷凍枝豆には310μgもの葉酸が含まれています。
お手軽に葉酸を摂取できるので、非常におススメです。
また枝豆には、ホウレン草や小松菜よりも多くの鉄分が含まれているので、妊娠えお考えている女性や妊娠中の女性にはピッタリの食材なんです!
枝豆は疲労回復作用が高いとされるオルニチンをシジミよりも高い含有率で有しています。
オルニチンは新陳代謝の活性を促し、疲労の蓄積を防ぎ軽減してくれる作用があります。
さらに、大豆にはないビタミンAやC、B1、B2などのビタミン類と鉄やカリウムなどのミネラル類も豊富に含んでいて、これらが体内で糖質、脂質、タンパク質などを分解してエネルギーに変えてくれる効果があるため疲労回復や夏バテ防止などに効果があるとされています。
枝豆のタンパク質に含まれるメチオニンにはビタミンB1、ビタミンCと共にアルコールの分解を促し、肝機能の働きをサポートしてくれる作用があります。
またオルニチンにも肝機能の回復作用があるので、ビールなどアルコールと枝豆の組み合わせは栄養の面からみてもピッタリでおススメです!
冷凍の枝豆も同様に効果がありますし、旬である夏場の新鮮な枝豆とビールの組み合わせも最高ですね♪
また鉄を含むので、貧血の予防にも効果があり、月経期や妊娠期にも欠かせません。
日ごろの疲れやすさの改善にも鉄不足の改善は必要なケースが多いようですし、女性には欠かせないうれしい効果が盛りだくさんです♪
さらに妊娠期や妊娠を望む人には欠かせないとされる葉酸も豊富に含んでいるので、女性の一生には欠かせない食材といっても過言ではないでしょう。
女性のみならずお子さんや男性の健康にも必要な栄養がたくさん含まれている枝豆を、この残りの夏に取り入れてくださいね!