実体験を盛り込んだマタニティ・小児歯科講座の42講目です。
台風が近づきつつあり、不安な連休になりそうですね・・・
みなさんも外出時にはお気を付けくださいね 🙄
さて、私が歯科衛生士であるため歯の相談をよく受けます。
そんななか、アクシデントに遭遇しました。
衛生士として対応しつつではありましたが、こんなときどうしよう・・・と感じられる事柄をまとめていきます。
子どもの歯のケガ
まだよちよち歩きの子、またもっと大胆な動きが出来るようになってきてからも子供は本当によく転んでしまうものです。
とっさに手を出すことが出来ないと顔から思いっきりぶつけてしまいます・・・・・
そうすると怪我をしてしまうのは鼻と口のあたりです。
歯が折れた、欠けたといった歯の怪我の原因も半数以上が転んだことによるものだといわれています。
意外と多い歯の怪我ですが、実際その場でどういう処置をするのが正しいのか知っている方は少ないのではないでしょうか?
欠けた歯を見ても焦ることしかできない…とならないために、怪我の種類に応じた対処法をみていきたいとおもいます。
歯が欠けたかも?!
怪我をした場合に大切なのはまずできる処置をして早く専門医に診てもらうことです。
実は子供の転倒で歯を強打すると、歯の色が変色したり神経を傷つけたりして、結構怖いのです。
まず歯が欠けるほど強くぶつけているので頭を打っていないか、鼻血や口からの出血はないか確認して血が出ているようであれば押さえて止血しましょう。
口から血が出ている場合気管に入ると危険なので注意しましょう。
子供は泣き叫ぶでしょうが、落ち着いてなだめて興奮を鎮めていくこともとても大切です。
まだ歯のかけらが口の中に残っていることも考えられるので、飲み込まないように一度唾を吐き出させてみましょう。
お水があればうがいをさせてもいいでしょう。
それから小さなものでもできるだけ歯のかけらを探してみましょう。
見つけたかけらは乾かない状態でできるだけ早く歯医者さんに持って行って適切な処置をしてもらいましょう。
そのかけらを元のようにくっつけることができるかもしれません。
また、気になるからといって欠けた部分を触らせないようにすることです。
特に大きく欠けてしまっている場合は清潔にしておかないとバイキンの影響が大きいです。