実体験を盛り込んだマタニティ・小児歯科講座の43講目です。
さて、前回の続きですが・・・私が歯科衛生士であるため歯の相談をよく受けます。
そんななか、アクシデントに遭遇しました。
衛生士として対応しつつではありましたが、こんなときどうしよう・・・と感じられる事柄の第二回目です。
歯が抜けた!
こちらも欠けた場合と同じく全身の状態をよく確認します。
それから抜けた歯は水で洗っても構いませんが、歯の根っこの部分を持たないようにします。
その後は出来れば牛乳に浸しておくといいのですが、歯を乾燥させないように出来るだけ早く歯医者さんへ行きましょう。
牛乳の代わりに生理的食塩水でも構いません。
事前に一本電話を入れておくとスムーズに診察してもらえると思います。
とにかく大切なのは抜けた歯をどうするかです。
歯根には歯根膜という膜があってこれが乾燥に弱いので、ここを大切に守りつつ出来れば30分以内に歯医者さんで診てもらうことで歯をそのまま戻せる確率がかなり高くなるそうです。
しかし、それ以上時間が経過していても、場合によっては、元に戻せる可能性がありますので、あきらめずに抜けた歯をもっていってください。
完全に抜けていない場合でも、将来の歯並びなどに影響が出る可能性がありますので、歯医者さんに連絡し、検査を受けてください。
冷静に対処することが何よりも大切です。