幼児食アドバイザーによる食育講座の44講目です。
少し遅れましたが、新年あけましておめでとうございます。
今年も藤村歯科クリニックを宜しくお願いします。 😳
さて、こどものお口の機能を育む取り組みってどんなことがあるでしょうか。
歯医医院における発達支援のヒントをお話ししたいと思います。
お口の機能の発達は、全身の運動機能の発達と密接に関係しています。
赤ちゃんは母親の胎内にいる間に、食べることや飲み込むことなどを、生後1年間に行うすべてのことをすでに練習しています。
そして、生まれてすぐにオギャーと声を上げて肺呼吸をして、哺乳、離乳食、発音と進んでいきます。
腹ばいをするなどのなかで首が鍛えられて安定しだすと、離乳食を飲み込む力が備わってきます。
ずりばいやハイハイ、おすわりなどで身体が安定し、目と手と口の運動が備わってくると、じょうずに手づかみ食べもできるようになってきています。
また、立ち上がるようになってくるとさらに首の部分が発育し、言葉も発声しやすくじょうずになっていきます。
お口の機能のトラブルには、その機能の前段階での発達のつまづきがかくされています。
順をおってみていきましょう。
妊娠中の姿勢
母親の悪い姿勢は子宮や胎児を圧迫する?!~妊婦さんもよい姿勢が大切~
胎児の成長により、胎内の空間が狭くなると、母親の姿勢の不良が骨盤や子宮の形状の悪化につながり、胎児の頸部が後屈するなどの影響を及ぼします。
そのような状態が続くと、胎内では赤ちゃんが指を吸ったり、飲み込んだりするなどの生後1年間に必要な機能の練習ができなくなります。
いすに座るときは、深く腰掛けず足首に体重が乗るのが正しい姿勢です。
そうすることにより、意識しなくても猫背にならない楽な姿勢がたもてます。