歯科衛生士がお話しする歯の講座の50講目です。
立春を迎え、お雛様を飾り春を待ちわびていますが、お天気は明日から雪の予報が・・・
まだまだ春には遠いのかもしれませんね 🙄
さて、歯の講座では前回は洗口剤と液体ハミガキについてお話ししました。
今回は、洗口剤の効果をお話しします。
洗口剤には、歯垢の生育を抑える効果があるともいわれており、歯磨き後の使用によりその主な効果が期待されます。
市販の洗口剤には、有効成分として殺菌剤がはいっているものと、入っていいないものがあります。
歯周病や虫歯予防のために洗口剤を使おうということであれば、殺菌力の強いものを選びましょう。
洗口剤を見てみると、口内の何パーセントの細菌を除去する可能性があるかなど記載されている場合があります。
とはいっても、「洗口液」には歯垢を落したり、歯周ポケットの中まで浸透して歯周病を改善したりする力強くはありません。
基本的には一時期的に口の中がスッキリすること、むし歯、歯周病の予防が期待できるという範囲にとどまります。
しかし、歯みがきなどのプラークコントロールの一貫として行えば確かに悪くはないでしょう。
洗口剤は思い立った時にいつでも実践しても良いのですが、より高い効果を得たいのであれば、朝起きたときに使用するのがおすすめです。
眠っている間は唾液が減少するので、唾液の殺菌効果がどうしても弱くなります。
このため起床直後は口の中の細菌がかなり繁殖している可能性があります。
朝起きたら歯磨きをしっかり行って、洗口剤で口をゆすげば繁殖した細菌も一網打尽してみてはいかがでしょうか。
セルフケアをしっかりと行うと同時に、歯石をそのままにしていると、歯周病や虫歯の原因となりうるのでクリニックで歯のケアをしましょう。