歯科衛生士の健康講座の第12講目です。
桜がとてもきれいな季節になりました☆
急に暖かくなりとっても気持ちがいいですね!
免疫細胞は、さまざまな病原菌の侵入を防ぐため、食べ物を吸収する臓器「小腸」に多く集まっています。
お口の中の環境がいかに全身の健康に影響を与えるかについてお話したいと思います。
食べ物はお口から胃を通り、小腸、大腸で栄養分を取り込み、肛門で排泄されます。
食べ物やつばを飲み込むと胃や腸に唾液が一緒に流れていき、お口の中に生息する細菌もこれらとともに胃や腸内へと入り込みます。
口腔内の環境を整え、歯周病菌が腸へ流入することを防ぐことは、腸内環境の健康維持や改善には外せない要素のひとつです。
歯周病菌は歯周ポケットに歯垢(プラーク)の中に溜まって繁殖するので、日々の正しいブラッシング(歯と歯茎の間を丁寧に磨く)で歯垢を溜めないことが大切です。
しかし・・・どんなにしっかりと歯ブラシをしていても100%除去することは難しいです。
お口の中には歯周病菌が残っていて、免疫細胞と常に戦いを繰り広げています。
だからこそ大事なのは、免疫細胞を日ごろから鍛えておくことです。