歯科衛生士がお話しする歯の講座の第60講目です。
過ごしやすい気候が続いていますね 😆
週末は夏日に近いようです!!
急いで衣替えをしないとですね(^_-)-☆
さて、歯を失ったかたにとって、もっとも身近な治療といえば、今も昔も「入れ歯」あげられるでしょう。
入れ歯は、1本だけ歯を失ったかたから、全部の歯を失ったかたまで、どの歯を失った場合にも対応でき、多くのかたのお役に立つ治療法といわれています。
使い慣れるまでには少し努力が必要ですが、いったん慣れてしまうと、扱い方はシンプルです。
外せば簡単にお手入れができ、清潔を保ちやすいうえ調整や修理を繰り返しながら長く使っていただけることもできます。
あなたのお口のためにつくられた「入れ歯」との出会いが、大切な相棒との一期一会となるように、上手な付き合い方をアドバイスします。
はじめての入れ歯使っていますか?
入れ歯は、お口に合わせて精密に作られたオーダーメイドです。
しかし、はじめて入れ歯を作られたかたのなかには、うまく入れれない、違和感あるとお悩みのかたも多いかと思います。
確かに使い慣れるまでには、多少の努力が必要です。
部分入れ歯の場合、金属のクラスプというばねを、残った歯にかけて使いますので、まずその着脱に慣れなければなりません。
また、出来上がった入れ歯は、実際に使っていただきながら、何度か歯科医院に通ってもらい、細かな調整を行っていく必要があります。
出来上がりがゴールではなく、お口の模型上で作られた入れ歯を、実際にお口の動きに合うように、微調整して仕上げていく必要があるのです。
もう一つ、入れ歯を使う際に慣れていただきたいのが、お手入れ法です。
入れ歯は人工の歯ですから、むし歯にも歯周病にもなりませんが、自分の歯と同じように汚れます。
ベタベタのプラーク(歯垢、細菌のかたまり)がつくので、清潔を保つためには、毎日のお手入れが必要です。
お手入れ法
お口の中で使っていると、入れ歯も自分の歯と同じように汚れます。
入れ歯につくプラークを放っておくと、入れ歯が細菌の巣になってしまうので、清潔を保つためにもお手入れ法をマスターしましょう。
また入れ歯ゆがんだり傷んだりしないように保管法も大事です。
大切に扱いましょう。
①ブラシでみがく
万が一落とした時に排水口に流したり、壊したりしないように、水を張った入れ物を下に置きましょう。
②洗浄剤につける
ぬるま湯にいれた洗浄剤につけます。
歯磨き粉は入れ歯に傷がつくので使いません。
洗浄剤につける容器は入れ歯ケースをつかうといいでしょう。
コップを使うと水分が余分に必要で、洗浄液が適正濃度より薄くなってしまうことがあります。
注意しましょう!
毎日①と②をセットで行います。
続きはまた・・・