歯科衛生士がお話しする歯の講座の第63講目です。
夏がやってきた、いうぐらい暑さが増してきましたね☆
今朝はセミの抜け殻や幼虫やらみました。
そろそろ鳴り響きますね 😀
世間には、市販品・歯科専売品を問わずさまざまな歯ブラシが販売されています。
その中から自分に合った歯ブラシを探すことは難しいです。
一人ひとり歯並びが違えば、口腔内の環境も違います。
むし歯になりやすい人もいれば、歯周病になりやすいひともいます。
また、手が小さいか大きいか、年齢や食生活、生活習慣によっても歯ブラシの選び方は異なります。
歯ブラシ選びは磨き残しを左右するほど重要な役割を果たします。
どんなに時間をかけてていねいに磨いても、歯ブラシが本人のお口の状態に合っていなければ、むし歯や歯周病の改善、予防は期待できません。
また自分に合った歯ブラシを選ぶことは、歯の健康だけでなく、全身の健康を守ることにもつながります。
歯ブラシの特徴を知ろう
頭部(ヘッド)
歯は1本1本とても小さいです。
ヘッドが大きな歯ブラシではその小さな歯の面にきちんと当てることが出来ず、磨き残しが増えてしまいます。
したがって、ヘッドは小さめがおすすめといわれています。
ただし、手の不自由な方や高齢者、手先の不器用な方の場合、コンパクトタイプだと小さな毛先を小さな歯にうまく当てにくいので、ヘッドが少し大きめのタイプがおすすめです。
毛
基本は、フラッドで普通の硬さ、ナイロン製かPBT製がおすすめ
人の歯の大きさはさまざまです。
植毛部の形状が山型でギザギザしているタイプだと、歯ブラシの毛先を歯面にきちんとあてるのは至難の業といえます。
したがって、フラットのタイプがおすすめです。
また、フラットでないと、毛先が寝て力が分散されてしまうため、毛先がきちんと当たらない部分は十分に磨けないこともあります。
毛先の形状
毛先の形状は、主にラウンド毛とテーパード毛に分けられます。
ラウンド毛は、その名のとおり毛先が丸くなっているため、歯面に当たる面積が大きいのが特徴です。
一方、テーパード毛は毛先が細くなっているため、歯周ポケットに入りやすい構造になっています。
また続きます・・・