歯科衛生士がお話しする歯の講座の第68講目です。
暑さが日増しに厳しくなっている毎日ですね。
7月も終わり夏本番ですね!
さて、前回から「知覚過敏を知ろう」ということでシリーズ2回目です。
しみる症状の原因は?
知覚過敏をリスクチェック!!
知らずに続けている生活習慣や癖がエナメル質を削り、スメア層を失わせて、つらい症状が出ているのかもしれません。
項目をチェックしてみましょう。
歯ぎしり・食いしばりをしていませんか?
過剰な力は歯のヒビ、欠け、咬耗、詰め物やかぶせ物の傷みの原因になります。
自分でも気づかない癖なので、お口にその痕跡がないか歯科医院で診てもらいましょう。
ゴシゴシ磨きはやめましょう。
ゴシゴシ歯を磨きすぎて、歯を摩耗させたり、歯ぐきを痩せさせていませんか?
「どの程度の力で磨くとよいのかな」と思われている方は、歯科医院で磨き方の指導を受けてみましょう。
歯磨き不足も大きなリスク
じつは「歯磨き不足」も知覚過敏のリスクです。
歯にべったりつく歯垢のなかに虫歯菌の出した酸が留まり、スメア層や再石灰化層を溶かしてしまうのです。
やさしくていねいに歯磨きしましょう。
熱中症予防に何を飲んでいますか?
暑い季節の熱中症予防に毎日イオン飲料を飲んでいる方が多いと思います。
イオン飲料は意外と酸性度が高く、ちびちび飲むたびに歯が溶けてしまいます。
水やお茶もうまく併用しましょう。
すっぱいものの摂りすぎにご注意を
健康のために積極的に柑橘類を食べ、酢や酢の物を摂る方が増えています。
酸味は体によくても歯には弊害をもたらす場合もあるようなので摂りすぎには気を付けましょう。
いつもスポーツ飲料?
スポーツ飲料やビタミン飲料ばかりチビチビ飲むと歯が溶けやすく、そうした状態で食いしばったりゴシゴシ磨きをすると歯がすり減りやすいといわれています。
まずは、生活の中に隠れいている知覚過敏のリスクを見つけましょう!
また続きます・・・