BLOG歯庵~歯科衛生士がお届けするオーラルヘルスの豆知識・当院での治療症例~

2018.11.07

歯科衛生士がお話しする歯の講座77~洗口液ガイド⑴~      

歯科衛生士がお話しする歯の講座の第77講目です。

先週から過ごしやすい陽気ですね。
今日は立冬ですが、そんな気配が感じられず・・・ですね(;^ω^)

さて、さまざまな製品が販売されている「洗口液」。
歯周病予防に使ってみたいけど、たくさんあってどれを選べばいいのか迷ってしまうかたも多いでしょう。
お口の状況は人により異なりますので、基本的には、その人のお口に合ったものを歯科医院で選んでもらい、使い方も教えてもらうのが一番です。
洗口液とはどういうものか理解しておくと、自信をもって使い続けられます。
洗口液をこれからセルフケアに取り入れようというかたに歯周病の治療と予防の観点から選び方、使い方を教えます。

液体タイプのオーラルケア製品を選ぶときには、まずそれが「洗口液」「液体ハミガキ」であるかにご注意ください。
洗口液も液体ハミガキも、同じようなボトルに入っていて、ドラッグストアなどでは同じ棚に並んでいますので、この2つを混合して使っている方は意外に多いといわれています。
洗口液は基本的に「歯磨きをしてから使う」、液体ハミガキは「使ってから歯磨きをする」というように、使う順番が全く逆です。
液体ハミガキは、その名の通り「液体状の歯磨き剤」ですから、歯をみがく前に使います。
とはいえ、製品のラベルには、マウスウオッシュ、デンタルウオッシュ、デンタルリンス、オーラルリンス、マウスリンスといった表記はされていても、洗口液なのか液体ハミガキなのかは目立つように書かれていないことがよくあります。
ですので、「どれが洗口液で、どれが液体ハミガキなの?」とわからなくなってしまうのは無理もないのです。
下のように、同じブランドでも、製品によっては洗口液だったり液体ハミガキだったりすることもあるので、ラベルの記載をチェックしてみましょう。

洗口液には、殺菌成分のほかにも、歯ぐきの炎症を抑えたり、バイオフィルムの形成を抑制したりする成分が入っているものがあります。
洗口液をお選びになるときは「歯ぐきの炎症を抑えたい」「口臭対策がしたい」などご自身が何のために洗口液をつかうのかはっきり意識しておくと、ぴったりのものが選びやすくなります。
洗口液が効果を発揮するには、使用方法に記載されている時間だけ、すすがなくてはなりません。
所定の時間しっかりすすぎましょう。

続きはまた・・・

 

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