歯科衛生士がお話しする歯の講座の第85講目です。
今週から少しずつ寒さが和らぐみたいですね。
2月の「逃げる」というようにあっという間に過ぎ去っていきそうですね。
さて、歯ぎしりにご用心!というテーマでお話ししています。
今回は、悪い歯ぎしりから歯を守るには?いうのを掘り下げてお話しします。
歯を壊す悪い歯ぎしりには早めに対策を取ることが重要です。
歯ぎしりによる被害を防ぐ歯科治療として、マウスピースを使う方法があります。
力のかかり方を修正して歯やあごを守ります。
また、よいかみ合わせをつくる矯正治療もあります。
こうした治療と同時に重要なのが、歯ぎしりを起こす要因を減らすことといわれています。
ただし、忙しい現代人に「ストレスを減らせ」といっても、現実的ではありませんよね。
そこで、よく用いらてるのが、就寝前のイメージトレーニングです。
「歯ぎしりをしないぞ」と繰り返し唱え自分を暗示にかけます。
簡単なわりに意外に効果があり、歯ぎしりが4割減るという説もあります。
もうひとつ重要なのが、生活習慣や癖の改善です。
歯ぎしりは、眠りが浅いときに起きやすいので、ぐっすり眠れるように生活習慣を整えましょう。
また昼間に歯を食いしばる癖もよくありません。
日中の生活のなかで歯が触れていたり、かみしめていることを自覚したら、スッと力を抜いて、歯が接触しないようにすることも夜の歯ぎしりを減らすために有効だと思われます。
マウスピースなどの歯科治療に加え、イメージトレーニングや生活習慣・癖の改善も行うと効果が上がりやすいので、ぜひ積極的にトライしてみてください。
イメトレ・そして快眠のため生活習慣の見直しを!
就寝前にイメージトレーニング!
自己暗示にかける方法です。
布団に入る前に、スヤスヤよく眠っている姿をイメージし「歯ぎしりをしない」と繰り返し自分に語りかけます。
簡単な方法ですが、意外に効果があります。
食いしばる癖ありませんか?
キーボードをたたいているとき、運転や料理中、ジムでのトレーニング中などに、知らず知らず歯を食いしばっていませんか?
食いしばりの癖がないか、ときどき意識してみましょう。
歯ぎしりの発生は」、眠りの質と大いに関係しています。
深く眠っているときには頻度が少なく、浅い眠りを繰り返すときほど頻繁に起こります。
ぐっすり眠って歯ぎしりを減らしましょう。
定期的メンテナンスで歯を守りましょう。
歯ぎしりで傷んだ歯を大切に使っていくために、定期的にメンテナンスを受け虫歯や歯周病を防いでいきましょう。