歯科衛生士がお話しする歯の講座の第92講目です。
昨日9月2日は開院6周年でした。
たくさんの患者さんに来院していただいております。
7年目、これからもスタッフ一同、患者さんに喜んでいただける医療の提供に励みますのでよろしくお願いいたします。
さて、仮歯の役割についてお話ししています。
仮歯の果たしている重要な役割をしれば、これまでよりも「大切にしよう」と思ってくださるのではないでしようか。
ぜひお口のなかの仮歯と上手に付き合って治療をスムーズにすすめ、快適なかぶせものを手にいれましょう。
治療の質を左右する仮歯。
大事に使っていきましょう。
せっかくの治療を台無しにしないための「付き合いかた」をお教えします。
仮歯で強くかまないで
被せ物をつくるための型どりをしたあとの仮歯はとくに重要です。
取れたり割れたりしないように気を付けて食べてください。
取れたらすぐに連絡を
仮歯が取れて1週間もたつと、歯が動いて被せ物が入りにくくなります。
とくに被せ物を作るための型どりをした後の仮歯は超重要です。
とれたらすぐに歯科医院に連絡ください。
くっつくものはしばらく我慢
仮歯はきめの粗いプラスチック製です。
グミやガム、キャラメル、お餅や求肥の和菓子がくっつきやすいです。
仮歯が外れる原因になるので食べるものは控えてください。
取れた仮歯は捨てないで
取れたり割れたりした仮歯は、くっつければ捨てることもあります。
せっかく患者さんに合わせて作った仮歯なので捨てずに受診時にお持ちください。
お掃除は丁寧に
仮歯は、本番のかぶせ物ほどピタリとは調整せれていません。
歯ぐきとの境目の小さな段差に汚れがたまりやすいので、歯みがきは丁寧におねがいします。
仮歯で治療中断はトラブルのもと
白い歯が入って、安心して「しばらくこれでいいや」と予約のキャンセルをするのはやめましょう。
仮歯は軟らかいプラスチック製です。
仮歯は長期使用を前提につくられていないので、つかっているうちに徐々に削れて形がかわります。
汚れたり削れたりするので長期の使用は虫歯の再発や歯の移動の原因になります。
予定外の長期使用はお控えください。
よいかぶせものをつくるには、ていねいな型どりが必須ですでぃ、仮歯の製作を丁寧にすることも、装着感におおいに影響する大事なしごとです。
よいかぶせものは急ぎ仕事が苦手です。
型どりをしたり仮歯をつくっていれるという日はお時間に余裕をもってご来院頂きたいです。