歯科衛生士がお話しする歯の講座の第106講目です。
急に寒の戻りのような寒さですね・・・
さて、前回からの続きです。
歯みがきの習慣づけるには何をすればいいの?というテーマでお話ししています。
歯みがき習慣&乳歯のヒミツ
むし歯と食生活の深い関係
まずは食事の間隔をきちんとあけ、だらだらと間食しないことがむし歯予防につながります。
むし歯予防というと「歯みがき」のイメージが強いですが、実は食生活にもむし歯予防に大きく影響します。
むし歯は口の中のミュータンス菌が口に入ってきた糖分を使って酸を作り、その酸で歯の表面が溶かされた状態です。
食後、口の中は唾液で徐々にきれいになっていきます。
間隔が多く口に食べ物が入っている時間が長いと唾液の自浄作用が追い付かず、むし歯になりやすくなるのです。
歯を守るキーワード
歯みがきだけを一生懸命していても、万全とはいえません。
先ほど、食生活の大切さをお話ししましたが、むし歯予防の先進国であるフィンランドタイプの予防法は、それらに定期検診、フッ素を加え、さらにキシリトールを付加するという考え方です。
フッ素hあ、専門機関での塗布のほか、家庭で使う歯みがき剤などでも取り入れられます。
キシリトールはタブレットやガムから摂取します。
甘いものを全部我慢するのではなく、食べたらキシリトールを摂取してむし歯予防するというものです。
歯科医院など専門機関のみで扱っているものと一般に市販されているものがあります。
むし歯になりやすい場所は決まっている!
実は、むし歯になりやすい場所というのは、だいたいきまっています。
それは唾液の出口と密接な関係があるからです。
唾液の出口に近い歯はむし歯になりにくいのです。
つまり、むし歯になりやすいのは、①上前歯②奥歯という順番です。
ただし、歯の本数が増えるのに伴い、①、②以外の歯と歯のすき間も気を付けたいポイントです。
自分では磨くけど仕上げ磨きはイヤっていうときは?
仕上げ磨きは体の自由を奪われますし、体勢も変わるので子供にとっては自分でみがくのとはまったく別の感覚です。
まずは「自分磨き→仕上げ磨き」というながれがわかるようにしてみましょう。
DVDや絵本、パペット遊びなどを通して「みんな仕上げ磨きをしているんだ」
「やってみたい」と思わせるといいでしょう。
体勢や口のな形になれておくことも大切です。
歌や声掛けで楽しくおこなっていきましょう。
つづきはまた・・・