BLOG歯庵~歯科衛生士がお届けするオーラルヘルスの豆知識・当院での治療症例~

2020.05.26

歯科衛生士がお話しする歯の講座114~どんな予防を受けていますか?~

歯科衛生士がお話しする歯の講座の第114講目です。

湿度が高くむしむしとする日々が続きますね。
6月になると衣替えでもあります。
そろそろ夏本番がやってきますね( *´艸`)

さて、ポツリポツリといつの間にかむし歯ができてしまい、「自分なりに気を付けているのに」と悩んでおられるかた、いらっしゃいませんか?
むし歯はいくつかの原因がからんで起きる多因子疾患といわれています。
患者さんそれぞれが持つリスクやその大小にはかなりの幅があるので、予防に結果を出すための対処法も、じつは一人ずつ異なります。
一人ずつ、抱えるリスクは違います。

ご自身で気づきにくいようなむし歯のリスク(病気をまねく原因)がお口のなかやふだんの食生活に潜んでいるのかもしれません。
むし歯のリスク分析をすると、どんなリスクがどの程度の悪さをしているのかがわかっていきます。
食事や間食に問題のあるかた、唾液が減っている方、むし歯菌が多い方、歯みがきをしているつもりでも歯にべっとりとプラーク(歯垢、細菌のかたまり)がついているかたなど、患者さんごとにそのリスクの大小は全く異なります。

むし歯のリスクを知るために必要なことはどんなこと?
むし歯の経験は?
未治療の虫歯はある?
これまでにむし歯治療を受けた歯は何本?

歯を守る力は?
フッ素は使っている?
唾液の量は?

食事習慣はどんなかんじ?
ふだんはどんなものを好んで飲食している?
食事の回数は?
間食は多い?
寝る前に飲食したままになっていない?

フッ素は使っている?
家で使っている歯磨き粉のフッ素濃度は?
歯科医院でフッ素塗布を定期的に受けている?

普段はどんな歯みがきをしてる?
歯科医院でブラッシング指導を受けている?

むし歯のなりにくさがわかるとどんないいことがある?わかる?
将来むし歯をさけられる可能性
食事内容と飲食回数の影響で将来むし歯ができる可能性
プラークの量や細菌の影響で将来むし歯ができる可能性
唾液の働きの不足やフッ素の利用不足により虫歯になる可能性
治療してある歯や全身疾患の影響で、将来むし歯になる可能性

予防は長期的に続けて、生活に溶け込むことでますます効果を発揮します。
でも自分だけで続けるのは無理というものです。
歯科医院には「予防メインテナンス」という方法があります。
藤村歯科で予防メインテナンスを受けてはいかがでしょうか( *´艸`)

 

 

 

 

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