歯科衛生士がお話しする歯の講座の第115講目です。
5月も終わり衣替えですね( *´艸`)
朝顔の栽培も始めましたが、夏の日差しを受けてどんどん成長しています!
さて、むし歯がないきれいな歯は一生の宝物です。
その土台を作るのは幼児期ともいわれています。
健康な歯と口の育て方について知りたいことをお伝えたいと思います。
よくみなさんから質問されることを順番にあげていきたいと思います。
むし歯の原因はやっぱり甘いものですか?
甘いものがすべてダメではなく口の中に長くとどまるのが危険です。
糖の入ったものを食べるとむし歯菌が糖をエサにして酸を吐き出し、歯が溶けてしまうのがむし歯です。
通常は唾液が口の中を中和してくれるので、甘いものを食べたからといってすぐに虫歯になりません。
問題は糖の口の中の滞在時間です。
だらだら食べつづけたり、頻繁に食べることで口の中が中和される時間がなくなると、一気にむし歯が進行します。
甘いものは時間をきめて食べるようにして、また口の中に糖が長くとどまるもの(キャラメルやあめなど)はできるだけ避けましょう。
歯磨き粉はつけなくても大丈夫ですか?
フッ素入り歯磨き粉はむし歯予防に必須です。
歯磨き粉に入っているフッ素は年齢によって安全な濃度に定められているので、心配いりません。
水だけでなく、フッ素入り歯磨き粉で磨くことでむし歯になりにくい歯になるのです。
フッ素の濃度は、生後6か月~5歳以下は500ppm、6~14歳は1000ppmと定められています。
1歳はゴマ1粒くらい
3歳以上は5ミリです。
歯みがき剤は飲み込んでしまっても大丈夫?
基本的には飲み込まずにきちんと吐き出してください。
害はないとはいえ、飲み込まない前提で摂取量は決められているので、きちんと吐き出しましょう。
「ぶくぶくべー}ができないうちは、ガーゼでふき取るようにしましょう。
それも難しい時期は、吐き出さなくてもいい歯みがき剤も販売されていますので活用するといいでしょう。
キシリトールのタブレットを歯みがき後にあげるのはOK?
キシリトールは天然の甘味料ですが、普通の砂糖とは違って虫歯菌のエサにならないため酸を出しません。
また虫歯菌の活動を減らす効果もあるのでむし歯予防に有効です。
キシリトールいりのタブレットをたべてれば唾液の分泌を促すこともできるので、歯みがきのあとにあげるのはいいですね。
つづきはまた・・・