歯科衛生士がお話しする歯の講座の第116講目です。
6月になり夏日が続いていますね。
みなさんはもうクーラーをつけていますか?
もう頼ってしまう日々が出てきました(;^ω^)
熱中症に気を付けないといけないですね。
さて、前回より丈夫な歯の質問についてお話しています。
今回も続きになります。
食べるときに落ち付いて座っていません。
歯並びに悪いと聞きましたが本当ですか?
本当です。
正しい姿勢でしっかり噛むことが大事です。
永久歯がきれいに並ぶ大きなあごを作るには、しっかり噛むことが大事といわれています。
背筋を伸ばして足を下につけた姿勢で噛むと、歯に均等に圧がかかり、顎の骨の成長を促します。
反対に、フラフラ歩き食べをしたりソファに沈みこんだ姿勢などでは、きちんと噛むことができないのでよくないです。
頬杖をついたり、どちらかに体重をかけた姿勢も避けましょう。
舌を前に出す癖があります。
歯並びに影響はないですか?
開咬や上顎前突になる可能性もあります。
舌の力は想像以上に強く、舌を出すときに歯を裏側から押してしまうため、口を閉じても上下の歯の間が空く「開咬」や「上顎前突」出っ歯になる可能性があります。
また、顎関節にダメージを与え、滑舌が悪くなることもあります。
気が付いたら早めにやめさせましょう。
頑固なくせの場合は一度かかりつけ歯医者さんに相談しましょう。
口から食べ物が良くこぼれます。
歯並びや口の閉じ方が悪いのでしょうか?
口の機能や歯の発達と食べ物が合っていないのかも?
食べ物を噛むには、口の中の機能が大きく関係しています。
よくこぼれるのはきちんと噛めていないからで、口の中の筋肉の発達が未熟だったり、まだ奥歯がないのに硬いものや大きすぎるものを食べている可能性があります。
子どもの歯の生え方を確認して、食べ物の大きさや硬さを調節してみましょう。
それでも難しいようでしたら歯医者さんに相談しましょう。
おしゃぶりをなかなかやめられません。
おしゃぶりは2歳の誕生日で卒業しましょう。
おしゃぶりや指しゃぶりは、ずっと続けていると不正咬合になることがあります。
上下の歯の間に大きなすき間ができて、物が飲み込みにくくなったり、あごの発達に影響が出る場合もあります。
おしゃぶりは2歳の誕生日で、指しゃぶりも4歳まだには卒業できるといいです。
なかなか、なおらない場合はママ以外の第三者の風を入れるといい場合があります。