歯科衛生士がお話しする歯の講座の第117講目です。
気温が30度を超えるようになってきましたね(;^ω^)
熱中症に気を付けなければと思っていたところ、軽度の熱中症のような症状がみられ大変な思いをしました・・・
しんどくなる前に、水分、休憩、無理をしないことが大切ですね☆
さて、丈夫な歯の質問のシリーズの三回目です。
硬い食べ物を嫌がって食べません。
どうしたらいいですか?
かみ合わせが悪いかもしれません。
歯科医院でみてもらいましょう。
まず、きちんと奥歯が生えていますか?
生えているなら、フランスパンやある程度歯ごたえのあるものは「おいしい」と感じるはずです。
小さめに切った根菜類から、根気よくチャレンジしてみましょう。
生えているのに嫌がるのであれば、かみ合わせや歯の生える方向が悪い可能性もあります。
一度、歯科医院に相談してみましょう。
唾液が多いとむし歯になりにくいと聞きます。
唾液を増やす方法を知りたいです。
フッ素やキシリトールも歯を強くしますが、唾液に含まれるミネラルも歯を丈夫にします。
唾液のもとは水なので、こどもがのどを潤す際には牛乳やジュースではなく水がいいといわれています。
むし歯の子供がほとんどいないフィンランドでは、のどが乾いたらみんな水をのんでいるといわれています。
また、キシリトールのガムをかむのも唾液をたくさん出すのに効果的といわれています。
こどもなのに口臭がします。
原因と対策を教えてください。
子どもの口臭は、多くは磨き残しによる汚れが原因といわれています。
親御さんの仕上げ磨きを念入りにしてあげましょう。
あとは、歯みがきをしっかりしていないと虫歯や歯周病になって、そこから口臭が発生することがあります。
虫歯予防のケアをきちんとして、それでも虫歯ができてしまった場合はすぐに歯医者さんで治療しましょう。
毎日の正しい歯みがき習慣も口臭予防になります。
親御さんが適切にお子さんの歯のケアについてフォローをしてください。
永久歯になるのが遅い気がします。
他の子はもう何本も抜け替わっているのに・・・・
プラスマイナス1年程度は問題なしといわれています。
それ以上なら歯科医院で相談しましょう。
1年というと長く感じるかもしれませんが、その程度なら正常の範囲内なので心配はいりません。
ただし、日本小児歯科学会の調査によると、生まれつき永久歯が欠損している子が10人に1人いることがわかっています。
本来は28本の永久歯が生えるはずが、もともと少ないのです。
その場合、専門的な治療が必要になるので「あるべき場所に歯がない」という場合は、一度歯科医院に相談してみましょう。