歯科衛生士がお話しする歯の講座の第120講目です。
洗濯物の生乾きの解決を日々研究しているところです(;^ω^)
梅雨明けが待ち遠しい日々ですね。
さて、前回に引き続き、患者様からご質問を受さけるのですが、よく質問を受ける内容をお話ししたいと思います。
今回は、前回の歯の根の近くの虫歯のリスクや予防を教えてほしい!というテーマでお話ししたいと思います。
歯ぐきが下がって歯の根元が現れてこなければ、そこがむし歯になることはありません。
そのため、歯周病などで歯ぐきが下がらないようにすることが、歯の根元のむし歯を予防するうえでもっとも重要です。
歯の根元のむし歯は、歯の頭の部分の虫歯と同じように、歯についたプラークが原因です。
プラークが残っていたり、砂糖を含む食品を何度も摂取することで、むし歯になりやすくなります。
そして、お口の中で歯を守る唾液の量が少なくなれば、さらになりやすくいなります。
むし歯は酸によって歯が溶ける病気です。
歯茎に覆われている歯の根の部分は、酸性になりにくいため、むし歯にはなりにくいはずなのですが、歯周病などで歯ぐきがさがって歯の根元が露出してしまうと、歯ぐきで覆われていた象牙質が酸にさらされ、歯が溶かされて、歯の根元のむし歯ができてしまいます。
そのため、歯の根元のむし歯ができてしまいます。
そのため、歯の根元のむし歯を作らない環境を作るためには、歯茎がさがるのを防ぐことがとても大切といわれています。
そして、お口のなかの汚れ(プラーク)が歯の根元のまわりについていたり、砂糖を含む間食の習慣があったりすると、歯の根元のむし歯ができる要因になります。
さらに、唾液の量が少なくなると、お口のなかの細菌が増えやすくなるだけでなく、唾液が持つ、酸で歯が溶け出すのを防ぐ働きが低下するために、歯の根元のむし歯になりやすくなります。
歯の根元のケアにはプロフェッショナルケア
歯の形態はとても複雑なため、ていねいにブラッシングを行っていても、完全にきれいにすることはとても難しいものです。
歯科医院に来院されたときは、歯の根元の部分も含めてお口の状態をチェックします。
そこで歯科医院では専門的な機器を使って、磨き残したプラークだけでなく、着色汚れなど、通常のブラッシングだけでは取り除けない汚れをしっかりと除去します。
歯科衛生士が日常のブラッシングのしかたなどのアドバイスを行います。