歯科衛生士がお話しする歯の講座の第123講目です。
やっと梅雨が明けましたね。
猛暑がやってきて熱中症に十分に気を付けなければならないですね。
さて、今年の3月あたりから子どもたちの生活がかなり変化しましたね。。。
急な休校や休園で規則正しい生活が崩れ、外出自粛でお菓子やジュースの摂取量がふぇたり、在宅勤務中の親御さんが子どもを静かにさせるために甘いものを与えってしまったというケースもあり、口の中にずっと甘い食べものがある「だらだら食べ」状態になってしまった子が多くいるのではないかといわれています。
さらに、例年4~6月に行われる歯科健診が延期になった自治体もあります。
さらには、飛沫が心配されるということで、学校での歯みがきの時間がなくなったという学校もあります。
もし、集団で歯ブラシをする場合や家でも家族感染させないためにはどんなことに気を付けるといいのでしょうか。
ポイント1
洗口場が混まないようにしましょう
ソーシャルディスタンスを保ち、並んで待つようにする。
蜜にならないように、時間をずらしておこなう。
ポイント2
歯みがき中の私語はやめましょう。
歯みがきによる飛沫が飛び散りやすくなるので、私語はひかえましょう。
ポイント3
歯みがき中は口を結んだ状態で。
前歯を磨くときは口を手で覆って磨きましょう。
前歯の裏を磨くときは特に飛沫が飛ばないように注意しましょう。
ポイント4
うがいは少ない水で1~2回、吐き出すときは低い姿勢でゆっくりとしましょう。
ブクブクうがいはできる限り少ない量の水で行いましょう。
水を吐き出すときは、跳ね返らないように低い位置からゆっくり吐き出しましょう。
ポイント5
片づけるときは、歯ブラシの清潔に注意しましょう
使用した歯ブラシは流水下でよくあらい、水をきって乾燥させて保管しましょう。
以上のことはご家庭でも実践していただくといいことですので参考にしてください。
さまざまな要因から、こどものむし歯の早期発見が難しくなっています。
痛くなってから受診すると、症状が悪化していることが多いです。
乳歯のむし歯を放置すれば、永久歯にも影響がでます。
予防のためにも、夏休みは、かかりつけ歯科にて歯科健診をぜひうけましょう。
早期発見・早期治療が子どもの歯を守ります。
そして親御さんも同じことが当てはまっていませんか。
ご自身のライフスタイルの変化などで歯ブラシがおろそかになっていないか、併せてご確認してはいかがでしょうか。