歯科衛生士がお話しする歯の講座の第146講目です。
今日は1月31日、語呂合わせで、愛妻の日・愛菜の日だそうです。
愛菜の日ということで、1日どれくらい野菜をとったかなと思い返すと、意外と種類も少ないと思いました(;’∀’)
免疫力つけるためにも、皆さんも食生活を振り返ってみてくださいね☆
さて、前回より抜歯についてのあれこれをお話ししています。
今回は、親知らずQ&Aについてお話ししたいと思います。
抜くのにどれくらい時間がかかりますか?
抜歯にかかる時間は通常、麻酔の開始から抜歯後の止血の確認まで30~60分ほどです。
ただし、親知らずの根っこが抜きにくい形をしているなどの難症例の場合は、60分以上かかることもあります。
しっかりと歯科医師や歯科衛生士さんにどのくらいの時間がかかるのかなど確認しましょう。
抜いた後の痛みはどれくらい続きますか?
痛みは個人差があります。
親知らずが深くもぐった難しい抜歯でも「あまりいたくない」というかたもいれば、簡単な抜歯でも痛みの強い方もいます。
そのため一概にはいえませんがドライソケット(むき出しの骨を守る血餅がとれること)などにならずに回復の経過をたどった場合、痛むのは2~4日といわれています。
「痛いな」と感じたら、早めに痛み止めのお薬を飲むのがコツです。
我慢して痛みが強くなってから飲むよりも、鎮痛効果が上がりやすいです。
お薬で痛みをコントロールして乗り切りましょう。
もしドライソケットになったら、ドライソケットの治療を受けます。
きちんとした処置を受け、痛み止めや抗菌薬を服用することで1~2週間後には治っていきます。
抜いた後の腫れはどれくらい続くのでしょう?
通常頬などの腫れは、抜いてから2~3日がピークといわれています。
1週間ほどでひくでしょう。
お口を開ける筋肉が腫れ、開きにくくなったりしますが、腫れがひけば治りますのでご安心ください。
ただ、まれに細菌感染を起こし発熱することがあり、なかには点滴が必要になる患者さんもいます。
つらい症状があるときは、早めに歯科医師に相談してください。
順調な回復のためには、抜歯当日の安静が重要です。
処方されて抗菌薬は必ず飲み、しっかり休養を取って下さい。
抜歯のときの内出血のために、頬に紫色のあざ(内出血斑)が出ることもあります。
これも1~2週間で消えますのでご安心ください。
どんな時期にぬくといいの?
将来出産をお考えのかたは、妊娠前に抜くことをおすすめします。
ご高齢になるとあごの骨に歯が癒着してしまうことがあったりしますので、抜歯が困難になることもあります。
若いうちにおススメします。