歯科衛生士がお話しする歯の講座の第153講目です。
年度末の月でバタバタと日が過ぎ去っていっているような3月でした。
いよいよ新年度ですね( *´艸`)
今年はいつも以上に健康に気を付けて過ごしていきたいと思います。
さて、マスクの着用が必須になる日々ですが、よく心配されるのが口臭です。
マスクを着用していて、マスク内のニオイが気になることはありませんか?
もしもニオイを感じたら、それはあなた自身の口臭かもしれません。
臭いは対人関係でデリケートな問題です。
自分は口臭がしているかと不安になられるかた、口臭についてみてみましょう。
口臭の種類
生理的口臭
人間なら誰しも持っているお口の臭いのことです。
朝起きて空腹を感じたときや、緊張したときにでるといわれています。
この口臭はそれほど強烈ではなく、通常の会話距離で人に不快にさせることは稀といわれています。
丁寧に歯磨きをしたり、唾液量が増えたりすればおさまったりと、あまり神経質になる必要はないといわれています。
食べ物や嗜好品による口臭
においの強い食べ物も口臭の原因になることもあります。
例えば、ニラやニンニクやにおいの強い食べ物やお酒を口にしたとき、口臭が気になりやすくなります。
このように口にした食べ物や嗜好品による口臭は、一時的なものがほとんどです。時間の経過とともにおさまっていくので不安に感じる必要はないでしょう。
口腔内による口臭
口腔内にトラブルを抱えている人は、強い口臭を放っている可能性があり、歯周病やむし歯があげられます。
また、歯垢や歯石がたまっている人も口からの臭いがきつくなっていきます。
また、ドライマウスで唾液が少なくなっている人、舌に細菌や食べかすが集まった白いものがたくさん付着している場合も口臭に注意が必要です。
気になる人は歯の定期健診で相談してみましょう。
口腔内の口臭に気づいたらまず、早めに口臭対策をとりましょう。
口臭対策では口腔内を清潔に保つことが重要と言われています。
毎日丁寧にきちんとお口のケアをすることで、周囲にわかるほどの臭いを放ちにくくなります。
セルフケアをプロフェッショナルケアを受けるのが重要です。
歯科医院に定期的に通うことが大切です。
口腔ケアの指導を受け、自身の歯の状態の把握とコントロールの仕方を学ぶことで、口臭と、ご自身の歯を守ることにつながります。
マスク着用時にいやなにおいを感じたら早めに歯科医院に相談してみましょう。