歯科衛生士がお話しする歯の講座の第157講目です。
5月になり過ごしやすい季節になりました。
最近は、健康志向の一つかなと考え、はちみつにはまっています☆
いろいろなはちみつを試して楽しんでいる日々です( *´艸`)
さて、お口の健康についお話ししています。
歯を失うほど寝たきりになりやすい?
お口に残っている歯の本数は、じつは寝たきりになるリスクにも関係しているといわれています。
歯科医院に通うべき理由をみてみましょう。
健康で長生きしたいというのは、言い換えれば「寝たきりにならずに暮らしたい」ということだと思います。
寝たきりになるリスクと、お口に残っている歯の本数の関係をみてみましょう。
ある研究によると、要介護状態の高齢者とそうでない高齢者62人に対し、要介護状態になった原因疾患、治療歴、生活習慣、要介護期間、そして残っている歯の本数について聞きとり調査を行ったというものです。
結果は、「歯が10本未満の人は寝たきりになるリスクが15倍になる」というものでした。
ほかにも、「歯を失った本数と死亡リスク」という研究もあります。
失った本数が「0~4本」の人を基準値とすると、失った歯が多いひとほど死亡リスクが上がっていくといわれています。
最大では、「20~24本」失った人はリスクが1.8倍にもなるようです。
歯を残すために欠かせないのは、日ごろからの丁寧なセルフケアと、歯医者さんに通うことであるのは言うまでもありませんね。
ところで、「私はもうだいぶ歯が抜けてしまっているのですが・・・」というかたも、悲観することはありません。
失った歯を補ってもらうことで、100歳を超えても元気に活躍されたかたもいらっしゃいます。
自分のお口に合わせて精密に作った入れ歯で、きちんと歯科医院で定期健診に通って保っておくことも大切なことです。
歯を失なわないように大切にしたいものですが、もし失ってしまったときは速やかに歯医者さんにいきましょう。
さらに歯がぬけてしまわないように、現状悪化を防ぎましょう。
そして、歯磨きの仕方を歯医者さんで学びましょう。
人によって歯並びは千差万別です。
歯医者さんにお口の状態を診てもらい、歯科衛生士さんにあなたにあったみがきかたの指導を受けましょう。
1回教わっってそれきりではなく、定期的にフォームが崩れてないか見守ってもらうのも大事です。
お口の健康は、自分の力だけは維持しにくいものです。
歯医者さんというプロフェッショナルの力を借りて、「健康で長生き」を実現しましょう。