歯科衛生士がお話しする歯の講座の第160講目です。
梅雨の季節がやってきました。
天気の変わりやすいこの時期は体調を崩しやすいので、十分に注意が必要です。
バランスの良い食事や睡眠をしっかりとり、元気に過ごしましょう!
さて、6月4日は虫歯予防デーです。
虫歯を予防するためには、やはり歯磨きが一番大切です。
お子様が歯磨きした後は仕上げ磨きを行い、むし歯を予防しましょう。
また、ご飯を食べるときはしっかりと噛んで食べる習慣をつけましょう。肥満防止となるだけでなく、唾液がたくさん出ることで口の中を洗い流し、むし歯を防いでくれる役割があります。
仕上げ磨きのポイント
①ひざの上に子どもの頭を乗せ、寝かせ磨きをします。
②鉛筆と同じように歯ブラシを持ち、軽い力でみがきます。
③奥歯の溝、歯と歯ぐきの間、歯と歯の間、歯の裏は特に丁寧に磨きます。
④前歯は歯ブラシを90度にあててみがいてみてください。
⑤歯と歯ぐきの間は歯ブラシを45度にあてましょう。
⑥むし歯ゼロの健康な歯を目指して、1本ずつ丁寧にみがきましょう。
⑦歯ブラシの大きさは大きすぎてないか確認しましょう
子どもも歯科検診はなぜ必要なのでしょう?
こどもさんの場合、成長するにつれて歯が生える、生え変わるといったお口の中が次々と変化していきます。
そういった変化の中で、むし歯や歯並びなどに関するトラブルが起きるケースもあるため、お子さんのお口の状況を定期的に確認し、健康状態を維持することが大事なのです。
集団検診でも以下の項目を調べます。
歯並び、かみ合わせ、あごの関節に異常はないか
むし歯はないか
歯垢はついてないか
歯肉ははれてないか
集団での歯科検診では、以上のことを確信しています。
それによって、歯科医院の受診が必要かどうかのふるいわけが目的であり、健康維持をするためのものではありません。
しかも、集団での歯科検診では、歯科医は一度に多くのこどもたちをみることになり、ひとりひとりを細かく診ることは難しいです。
お口の健康状態を良好に保つためには、歯科医院での三か月に一度の定期健診を受けることをおすすめします。
フッ素塗布をしたり、必要ならばレントゲン撮影で生え変わりの状態なども確認できます。