歯科衛生士がお話しする歯の講座の第161講目です。
梅雨の中休みでかなり気温も高くなってきましたね(;’∀’)
水分補給や十分な睡眠、エアコンの活用、していますか?
熱中症対策に気を配りましょう!!
さて、最近、「ムセやせき払いが増えた」
「食べ物が飲み込みづらい」
「歯科の診療中にお口に水をためられずむせた」
そんな経験ないですか?
加齢に伴い進行するお口の老化は、食べづらくなる、飲み込みづらくなるだけでなく、死すら招きうる窒息や誤嚥性肺炎のリスクとなります。
お口の老化を予防するには、まずは「お口の老化のサイン」に気づくことが大事です。
そして、低下したお口の機能を改善するためのエクササイズにトライしましょう。
お口の機能が老化している兆候は、ゲホゲホとむせやすくなった、食べ物が飲み込みづらくなった、といったことにかぎりません。
せき払いが増えたなどのささいな変化も老化のサインといわれています。
こんな経験ありませんか?
お口の老化は、知らず知らずのうちにはじまっていることも・・・
老化を予防するには、まずは「気づくこと」が肝心です。
せき払い、増えていませんか?
最近「むせることが増えたな」「ご飯が食べにくいな」というかた、いらっしゃいませんか。
そんなことはない?
では、「咳払いが増えた」「食べ物がのどにつかえるようになった」ということはありませんか。
また歯科受診で、歯科医師や歯科衛生士さんとはなすときに何度も咳払いをしたり、診療中にお口に水をためられずにむせてしまったなんてことはないでしょうか。
いま「そういえば・・・」となったかた、ご用心です。
これらはお口の機能が老化している兆候なのです。
いま問題となっている「口腔機能低下症」
嚙む、飲み込む、話すといったお口の機能は、からだの筋肉と同じように、加齢とともに衰えていきます。
たとえば、のどにある喉頭蓋の弁の動きが悪くなると、ムセやせき払いをしやすくなりますし、舌の力が弱ったり唾液の分泌が減ると、食べ物がのどにつかえやすくなります。
こうした変化は「口腔機能低下症」と呼ばれ、全身の健康を損なう最初の段階になると考えられています。
お口の老化は早めに気づけばその分、予防もしやすいのですが、そもそもご自身のお口の機能が衰えはじめていることに気づいていないかたがとても多いのです。